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仙谷官房長官の「盗撮」発言は悪いか [政治]

最近の関東地方は過ごしやすい天気が続いていていいですね。それでも,近所の川沿いのサクラ並木はいい色に紅葉してきており,確実に秋が深まっています。

今日は仙谷官房長官の「盗撮」発言について。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101111/plc1011111232010-n1.htm仙谷長官は,予算委員会の場で自分の手持ち資料を新聞記者が望遠レンズで撮影して記事にした件について,「盗撮」だと批判しましたが,これに対して日本新聞協会の在京8社写真部長会が発言撤回と謝罪要求を行いました。仙谷長官は現時点で11/12に「盗撮」を撤回しています。

本件は「①官房長官としての情報管理」と「②取材活動としての妥当性」の二つに分けて考えるべきだと思います。まず,①についてはやはり仙谷長官に非ありでしょう。国家機密を取り扱う立場にあるもの,いかなる理由があっても望遠レンズで撮影されてしまうというのはいけません。外国のスパイに望遠レンズで撮影された場合は言い逃れできないでしょうし。

一方,②についてはワタクシ,仙谷長官に同情したいと思います。情報管理について落ち度があったとはいえ,また公に認められた席から撮影したとはいえ,これがまともな取材活動なわけないと思いますね。確かに「盗撮」とはいえないかも知れませんが,こんな取材を偉そうに正当化する日本新聞協会というのはいったいどんなセンスをしているんでしょうか。

こういうのは,野球に例えれば「隠し球」みたいなもので,ルール違反ではないもののこんなことばかりやっていては野球ファンが逃げていってしまうでしょう。自分の子どもにも自分の正当性を主張できるんでしょうか。ワタクシだったら躊躇しますが。。。

日本新聞協会には,単にルールを守ればいいだけでなく,尊厳や矜持といったものをよく考えながら仕事してもらいたいものです。おわり。
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