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個人金融資産1600兆円は決して眠っていない件 [金融]

ずいぶん久しぶりの投稿になります。特段心境の変化があったというわけではないのですが,他に興味が散っていたために,何となく筆が遠のいていました。

今日のネタは,約1600兆円あるとされる我が国の個人金融資産について。

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農協や生協の配当金には二種類ある件 [金融]

こんばんは。今日のネタはどちらかといえば自分の備忘のためです。農協や生協の組合員になっておられる方には多少関心があるかも知れませんが。。。

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ファットテイルの簡単なモデル化について(2010/12/01からの続き) [金融]

ずいぶん昔の話になりますが,以前,株式相場のファットテイルについて少し書き連ねていました。今日は,前々から温めていた簡単なモデル化をご紹介したいと思います。

前回までの議論↓
http://himakou.blog.so-net.ne.jp/2010-08-30
http://himakou.blog.so-net.ne.jp/2010-12-01

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アベノミクスによる円高是正はなぜ起こったか(2013/03/02の続き) [金融]

こんばんは。1月下旬から何回かに分けてアベノミクスについて自説を展開していますが,今日はアベノミクスによって円高是正が起こったのはなぜかについて語ってみたいと思います。

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不適切なリスクマネーの供給は逆効果だ(2013/02/03の続き) [金融]

こんばんは。1月下旬から何回かに分けてアベノミクスについて自説を展開していますが,久しぶりにこれをさらに深掘りしてみたいと思います。

前々々回→http://himakou.blog.so-net.ne.jp/2013-01-25
前々回→http://himakou.blog.so-net.ne.jp/2013-01-26
前回→http://himakou.blog.so-net.ne.jp/2013-02-03

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プライベートエクイティ投資について(備忘) [金融]

プライベートエクイティ投資の関連用語について備忘のために記事にしておきます。

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長期経済金融統計データの入手方法 [金融]

こんばんは。おいおい書いていきますが,投資判断のために経済金融の長期時系列データがほしくなりました。職場に行けばBloombergがあるのですが,データ持ち出しは著作権的に難しいため,インターネットでただで手に入る先を探してみました。

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実質GDPを拙速に高めようとしてはいけない(2013/01/26の続き) [金融]

こんばんは。アベノミクスについて,前々回は「景気浮揚のために積極的な金融緩和や財政政策を行うのはいいが,デフレ脱却を目標とするのは適切でない」という主張を展開し,さらに前回は「安定的な実質経済成長のためには,実質経済成長率を無理して高い水準に保とうとするのは逆効果である」という主張を展開しました。今回はこれをさらに深掘りしてみたいと思います。

前々回→http://himakou.blog.so-net.ne.jp/2013-01-25
前回→http://himakou.blog.so-net.ne.jp/2013-01-26

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実質経済成長は消費を我慢したことのご褒美である(2013/01/25の続き) [金融]

こんばんは。前回はアベノミクスについて「景気浮揚のために積極的な金融緩和や財政政策を行うのはいいが,デフレ脱却を目標とするのは適切でない」という主張を展開しました。今回はこれをもう少し深掘りしてみたいと思います。

前回→http://himakou.blog.so-net.ne.jp/2013-01-25

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デフレ脱却は景気浮揚の必要条件ではない [金融]

安倍政権は,景気浮揚のためにはデフレ脱却が不可欠との考えから,日銀に対して2%のインフレ率目標を課すことにしました。これについては賛否両論あるところですが,現時点では肯定的な論調がやや多いように感じます。事実,こうした動きを受けて株価は大きく上昇したわけですから,投資家も好材料と捉えているようです。

ところで,景気浮揚のためにはデフレ脱却が本当に不可欠なのでしょうか。今日はこれについて自説を展開してみたいと思います。

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REITには法人税がかからない件(2012/02/27のフォロー) [金融]

久しぶりの投稿です。以前

http://himakou.blog.so-net.ne.jp/2012-02-27

という記事において

「法人税は税金の二重取りなので撤廃すべきだ!!」

という主張を行いましたが,数日前の日経新聞一面に

「一定の条件を満たしたREIT(不動産投資信託)には法人税がかからない」

という趣旨の記述を見つけたので,当時の自分の考えが独善的でないという思いを強くし,備忘のために記事にするものです。

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規格化と希薄化がデフレを生み出す [金融]

しばらく筆が遠のいていましたが,三連休の合間に少し書いてみようかと。

今日のテーマは「規格化と希薄化がデフレを生み出す」です。最近,先進国の中央銀行たちは競い合うように金融緩和を進めていますが,中央銀行なわけですから,景気浮揚策というよりはデフレ対策の目的がより大きいはずです。数十年前まではインフレこそが敵だったのですが,いまでは正反対のようです。積極的な金融緩和にもかかわらず,なぜデフレ懸念が解消されないのでしょうか。

注)ここでは物価上昇率のマイナスだけではなく,ゼロ近傍でうろうろしている状態も「デフレ」と呼ぶことにします。

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銀行が愚かなのでデフレは悪いという話 [金融]

久々に時間に余裕のある週末なので,最近のホットイシューである「デフレ対策」について,思うところを述べてみたいと思います。

最近,日銀の評判が芳しくありません。白川総裁を解任すべきとの論調すら出てきています。これは,最近の白川総裁の発言には「インフレターゲット」の達成に向けた意欲が感じられないからというのがその理由のようですが。。。

日本に限らず,グローバルに問題視されているデフレですが,今回のテーマは「デフレって何が悪いのか?」です。

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EUの財政統合について [金融]

今日から週末にかけて,欧州政府首脳および欧州中銀が欧州危機の打開策について協議することになっています。今日はこの話について思っているところを。

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LVV57507SXKX01.html

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不動産ノンリコースローンのモデル化(2011/04/07からの続き) [金融]

久しぶりの更新です。ときどき続けて書いている「不動産ノンリコースローンのモデル化」 http://himakou.blog.so-net.ne.jp/2011-04-06 の続編を書いてみようと思います。前回までの結論は以下のようなものでした。

(1)不動産価値(Value)の挙動をブラックショールズに倣って対数正規過程に従うことにする。リスク中立測度の下であればValueの期待成長率は安全金利に一致することになる。なお,Valueの現在値は類似物件の取引実勢から類推(=外挿)することにする。

(2)Valueの変動性(=ボラティリティ)については各Valueのヒストリカルボラに一律の掛け目(1.1とか1.2とか)を掛けることでリスクプレミアムを表現することにする。掛け目の値については,指標的なCMBS(商業不動産担保証券)としてのCMBX市場実勢から推定する。

しかし,実際にやってみるといろいろと問題が出てきました。

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S&P社による米国債の格下げについて [金融]

最近の金融市場は悲観的な展開が続いていますね。中でも最近のキーワードは「国家財政危機」です。特に表題の http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-22575320110806 について。

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不動産ノンリコースローンのモデル化(2011/04/05からの続き) [金融]

昨日久々に書いた「不動産ノンリコースローンのモデル化」 http://himakou.blog.so-net.ne.jp/2011-04-05 の続きを考えてみようと思います。前回までの暫定的な結論は以下のようなものでした。

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不動産ノンリコースローンのモデル化(2010/07/09からの続き) [金融]

もうずいぶん経ちましたが,2010/07/09に書きかけていた「不動産ノンリコースローンのモデル化」 http://himakou.blog.so-net.ne.jp/2010-07-09 の続きを考えてみようと思います。前回までの暫定的な結論は以下のようなものでした。

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ベイズ推定と株式相場のファットテイルについて(2010/08/31からの続き) [金融]

最近の株式は好調ですね。11月半ばにTOPIX-ETFを850アラウンドで利食ってしまったので,やや複雑な心境です。これはひとえに,米国景気が案外と持ち直すのではないかという観測に加えて,米国金融当局が低金利政策で景気をしっかり支えてくれるとの見通しが優勢であることに尽きます。これは消費大国である米国の復活を期待させることでグローバルな株価にプラスであるのと,日本に関してはドル高に転じたことで輸出企業の収益性への不安が緩んだという,二つの意味合いがあります。

しかしながら,ワタクシは米国景気は二番底とインフレ懸念の二つの不安を抱えており,少なくともドル高はそう長続きしないのではないかと考えています。このため,TOPIX-ETFも追いかけて買おうという気にはなれないのですが,いまの地合いだと円高に振れても日本株はあまり痛まないかも知れないですね。こういうときは単にドルを売るのがいいのかも。。。

今日は2010/08/31からの続きについて↓

http://himakou.blog.so-net.ne.jp/2010-08-30

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株式相場のファットテイルについて [金融]

最近,日本株はありがたいことに,政府の景気対策と日銀の追加金融緩和を好感して反転上昇しています。効き目があるかどうかはともかく,何ごともやらないよりはましということですね。しかし,米国も金融緩和ムードを高めており,為替相場がきれいに反転ドル高といく期待は持ちづらいですね。8/25に仕込んだTOPIX-ETFはじっくり持ってみることにします。今日は株式市場のファットテイルについて。

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不動産ノンリコースローンのモデル化(2009/10/20からの続き) [金融]

もうずいぶん経ちましたが,2009/10/20に書きかけていた「不動産ノンリコースローンのモデル化」について考えます。前回の暫定的な結論は以下のようなものでした。

http://himakou.blog.so-net.ne.jp/2009-10-20

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ギルザノフの定理(備忘) [金融]

唐突ですみません,自分の備忘のために「ギルザノフの定理」を書き留めておきます。金融工学では重要みたいなのですが,いつもうろ覚えでうまく使えないので。

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不動産ノンリコースローンのモデル化 [金融]

久しぶりの投稿です。もう一ヶ月以上経っちゃったな~(^^;

唐突ですが,今日は「不動産ノンリコースローンのモデル化」について考えます。不動産を持たない企業が不動産を買って事業を行う場合,手元資金がなければ不動産の購入資金は借入によってまかなう必要があります。このとき,当該不動産は担保に差し入れるのが普通ですが,

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