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福島社民党党首の決断 [政治]

いまさらですが連立内閣が大変なことになっています。今日は社民党党首の福島瑞穂大臣が罷免された件について。ワタクシ,かなり自信を持って今日のことを予想してました,「福島大臣はきっと主張を曲げない」と。特に社民党びいきというわけではありませんが,ワタクシが福島党首だったらやっぱり曲げなかったと思います。

なぜかというと,主張を曲げて米軍基地の沖縄県内移設に署名してしまった場合,社民党は民主党よりも次の選挙で大きなダメージを受けるだろうからです。鳩山首相の沖縄県外移設構想は,民主党の強い公約というよりは鳩山首相の個人的な思い入れの面が強かったので,「沖縄に米軍基地がある方がやっぱりよさそうだ,沖縄の人たち,期待させちゃってごめんごめん」となっても「バカな首相だ」,いよいよとなれば首相を取り替えるだけですみますが,社民党は憲法9条堅持をかたくなに守り,本音では自衛隊はやっぱり違憲,ともすれば「外国に侵略されても抵抗しない」くらいのアイデンティティの強い政党です。それに賛成する国民からの得票で成り立っているといっても過言ではないでしょう。

福島党首としては,ここで節を曲げては諸先輩に申し開きができないだけでなく,こうした国民からも見放される危険大です。ここは最悪政権離脱してでも正論を通すべき局面でした。もはやいまとなっては自民党と組んで政権をめざす展開すら社民党にとってはタブーではないのですから(現に一回組んでるし)。社民党内の反対論者はこのあたりがわかってないんでしょうかね。

ところで,実はワタクシ,もう一つ予想していたことがありまして,それは,

「鳩山首相は県外移設を譲らず,5月末で首相を辞めるのではないか」

というものです。残念ながらこちらは外れそうですが,歴史に名を残したいのであればそうした方がよかったかなと。なぜなら,米軍基地負担を沖縄だけに押し付けるのは道義的に問題だという点に関しては,反対意見がほとんどないはずだからです。とはいえ,反対する他の都道府県知事たちは地元の幸福追求を優先しなければなりませんから,身勝手とはいえ止むを得ない面があります。だから,こういう大きくかつ解決が困難な話に果敢に挑んだ首相として,たとえ自分の代で解決できなくても何代か後に解決されれば,「言いだしっぺ」として歴史に名を残すだろうというわけです。もう手遅れですが。。。
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