しまった，辞めたか。。。

一日遅れましたが，今日は鳩山首相辞任について。

前回，福島大臣の罷免予想が当たったと書きましたが，同時に鳩山首相の辞任も予想しておりました。ただし。。。ただし，5月末に一緒に辞めると思ってたんですよね。その意味では外れました＾＾；

鳩山首相が歴史に名を残したいと思うならば，福島大臣と一緒に辞める方がきっとよかったと思います。その意味では2日の遅れは失敗でした。とはいえ，最後の演説とか後始末はなかなかのものだったと思います。理由は以下のとおりです。

１）クリーンな民主党を実現させようと，小沢幹事長を道連れにするという具体的なアクションができたこと。

２）沖縄の米軍基地負担軽減に最後までこだわったことで，「言いだしっぺ」の権利は確保したこと。

３）次回衆院選不出馬を決断することで，潔さを示せたこと。

次は菅直人副総理ですか。二代続けて理数系の首相とは驚きですが，菅副総理は東工大卒っていう雰囲気がないような。。。その意味ではよりノーマルだということでしょうか。

最後に，鳩山首相の総理大臣としての資質についての感想です。「発言にリアリティがない」とか「理想を語る前に目の前の問題をどうにかしろ」とか，最後は散々でしたが，総理大臣が理想を持って仕事に当たるのは実にいいことだと思います。総理大臣があんまり実務家っぽかったりするのもどうかなと。ただし，実務の得意な側近とうまく役割分担するのが条件なんでしょうね。鳩山さんは自分の資質を見誤り，リーダーシップと称して不得意なことを抱えすぎたのかも知れない。ワタクシは北澤防衛大臣のことをよく知りませんが，米軍基地移転に関する実現可能性については早くから懸念していたようだったので，例えば「米軍基地の沖縄県外移転について先鞭をつけたいと考えているが，北澤防衛大臣にひとまず可能性を研究してもらおうと思っている」みたいな言い方であれば，ダメであっても嘘つき呼ばわりされる恐れも小さく（沖縄の人にはがっかりされるとは思いますが），北澤大臣の調整能力をうまく活用できたかも知れませんね。