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参議院選挙雑感(副題:釣り発言はイカン) [政治]

参議院選挙が終わりました。もちろん投票行きました。今日はいろいろ雑感を書き留めて起きます。[1] 事前予想の報道がよく当たること[ひらめき]

今回は民主党が議席を落としてしまいましたが,それにしても最近は新聞とかの事前予想がよく当たりますよね。何日か前に池上彰が言ってましたが,20時からの当確予想は,①出口調査,②開票風景の観察,③各陣営の選挙事務所への取材,の三つが組み合わさってよく当たるようになったとのことです。③は初めて聞いて意外でした。ただし,ここで話題にしているのは,選挙前の予想のことです。①②③に当てはめれば,①電話アンケート調査,②これは無理,③事前取材,ということでしょうか。いずれにしても,どんでん返しがなくて盛り上がりに欠けるような気もします。

[2] 民主党が負けたのは消費税10%発言のせいか[exclamation&question]

これに関しては,今日の朝日新聞がいいことを言っています。消費税10%は自民党もマニュフェストに載せていて比較材料にならないが,菅首相の発言後に民主党内から不協和音が続出し,党内手続きはどうだったのかとか,党代表としての資質に不安が投げかけられたことが主因であると。ワタクシもそう思います。

多少肩を持つと,菅首相は消費税10%発言をこのタイミングで勇気を持って発信したわけですから,むしろ評価されるべきことだと思います(唐突感とか党内手続きとかはさておいて)。だから,この発言を批判した政党はむしろワタクシの中では無責任だと思って評価を下げました。具体的には以下のとおり。

・自民党→丸呑みされて迷惑そうだったが,内容については賛成。
・新党改革・たちあがれ日本→基本的に民主・自民と同じ。
・社民党・共産党→もともと消費税の逆進性に反対。
・みんなの党→増税の前にやることがあるとかいって話がずれている。

[3] タレント候補の不振[失恋]

全国区は非拘束名簿式比例代表制になって久しいですが,ワタクシはこの仕組みが割と好きです。理由は,死に票が少ないこと,政党政治の本旨に適っていること(政治はチームプレイだと思う),拘束名簿式よりもフェアであること(政党には入れたいが名簿上位の人には当選させたくないようなケースがなくなる),といった理由からですが,欠点としては,知名度の高い一部候補に票集めをさせる意味合いでタレント候補が出やすくなることがあります。

しかし,タレント候補に票が集まりやすいのは,いわば選挙民のレベルの低さを表しているような気もします。好イメージのタレントだからといって政治家として有能かどうかはまったく別の話ですし,一般論として言えば,スポーツ選手なんかはかなり畑違いだと思うんですが。そんなわけで,タレント候補が意外と苦戦したのは,よい傾向だと思います。

[4] 松田公太議員の「釣り」発言について[ちっ(怒った顔)]

テレビでやってましたが,今回当選した元タリーズコーヒーの松田公太さんは,選挙活動中に「なぜ渋谷や新宿でばかり選挙演説をするのか」という記者の問いに対して「お魚釣りのときにお魚の多いところで釣りをするということです」と発言してました。

まあ,この件に関してはいろんな意見があるでしょう。直感的には選挙民をバカにしているという反応もあるでしょうし,戦略的に正論を語ったに過ぎないという擁護論もあるでしょう。ワタクシがここで主張したいことは一つしかありません。それは,選挙期間中の大事な時期にこんな脇の甘い発言をしてしまうような人に任せておいて大丈夫なんだろうかということです。これ以上は偏見になるといけないのでやめときます。
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