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伊藤みどりさんにお詫びしたい件(副題:真央ちゃんよくやった!) [理数系思いつき]

こんにちは。若干古い話ですが,ソチ五輪の浅田真央ちゃんは本当によくがんばった! 初日のショートプログラムであれだけ失敗したのに,二日目のフリーはトリプルアクセルを含む8回のジャンプをすべて成功させて,やっぱり一流は背負っているものが違うとあらためて思った次第です。

ソチ五輪のフィギュアスケートについては,男子では羽生くんの金メダルや高橋大輔の健闘,女子では何やらわかりづらい採点基準など,語りたいことはいろいろあるわけですが,今回のネタは「伊藤みどりさん」です。理由は以下のYouTubeリンクです。

http://youtu.be/29SMYaEwGyM上のリンクでは,現役では真央ちゃんしか飛べないと言われているトリプルアクセルの歴史を追ったもので,極めて価値のあるものだと思います。

念のため,トリプルアクセルとは何かについて理解を述べておくと,一般には三回転半ジャンプと理解されていますが,調べてみると「アクセル」というのは,軸足でない方の足で前向きに踏み切るタイプのジャンプであり,ノルウェーのアクセル選手が始めたのだとか。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97

「軸足でない方の足で」というのはスケート経験のないワタクシの解釈ですが,とにかく難易度が高いのは間違いないらしい。

残念ながら,今日ではなぜかこの難易度が高いトリプルアクセルの配点がそれほどでもないために,真央ちゃんのフリーがあれだけうまくいってもキムヨナのフリーに届かないという状況でしたが,今回は配点の話をするのは我慢します。

それでは何が言いたいのかって? それは,上のYouTubeリンクをご覧になればわかります。歴史上,トリプルアクセルを最もうまく最も高く飛んでいたのは伊藤みどりさんでした。なのに,日本国民は現在の真央ちゃんに匹敵するほどの声援をかけてあげることができませんでした。

もちろん,現役当時の伊藤みどりさんは日本で「女王」でした。でも,いまの真央ちゃんほどの盛り上がりはなかったように記憶しています。トリプルアクセルの技術に関しては,もしかしたら真央ちゃんよりも高いかも知れないのに。。。なぜ?

これから述べることは決してヒネクレているとは思いませんが,あまりこういう視点で語られている例がないのかなという気もします。あえて言えば,

「伊藤みどりさんは足が太いせいで欧米選手と比較して見劣りがした」

ということではないかと思います。ついでに言えば,渡部絵美さんも顔はきれいでしたが足は太かった。

あるときから日本人の体型は明らかに欧米化したように思えます。食生活のせいなのかはわかりませんが,ここ10年の女子フィギュア選手は誰一人として伊藤みどりさんほどに足は太くない。体のバランスでいえばキムヨナもなかなかだが,真央ちゃんはもっといいと思います。これが欧米人のファンを獲得した大きな要因であると思います。

真央ちゃんは最高の選手です。トリプルアクセルなどという難易度の割に配点が低いものにこだわるという,分の悪い勝負なのにたくさんの結果を残してきたこと,物言いの誠実さから世界中にファンを作ってきたこと,失敗したり敗けたり不当な採点に遭ったりしても不平の一つも言わないこと,すべてがプロだと思います。

今日の記事の趣旨は,真央ちゃんに賞賛の言葉を惜しまない一方で,伊藤みどりさんに同程度以上の賞賛の言葉をかけるべきだったのにそうしなかった日本人の一人として,素直にすまなかったと言いたいというものです。おしまい。
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