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FP2級の試験を受けてきました [理数系思いつき]

本日2015年1月25日,金融財政事情研究会主催のFP2級の資格試験を受けてきました。サラリーマン生活もそろそろ終わりに近づき,今年は資格でもとろうと年賀状に書いたとおり,昨年12月に申し込んでおきました。忘れないうちに感想など。FP2級を選んだのは,齢をとるほど必要になってくる,保険とか年金とか相続とかの知識がまとまって得られるうえに人気資格だと知ったためです。いろんな資格がありますが,ワタクシにとっては合格までの距離がそう遠くない割りに果実が多いと分析した次第。

FPが国家資格だというのも大きい。国家資格という箔もありますが,民間資格と違って過去問が無料でネットに公開されているのも大きい。コストは最小限に抑えたいですから。教科書類は一足先に合格した同僚から借りることができました。

年末年始を利用して勉強するつもりでしたが,案の定はかどらず,最後の一週間で飲みにも行かずに追い上げた感じ。金曜も午後に休みをもらって試験勉強に充てましたが,結果的には一日足りない感じ。過去問は2回分しかできませんでした。もう一日早くやればよかったと後悔する一方,もう一日あっても結局弛むだけとも。

ただし,会社からもらった直近の源泉徴収票と固定資産税の納税通知書だけは半日かけてじっくり分析しました。これは試験対策というよりは「せっかくFP受けるんだったらせめてこれくらいはわかっていないと」と思ったためです(結論から言うとこれが結構役に立った)。

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さて当日。10時試験開始なのになぜか9時40分集合になっていたので,9時20分に会場到着。たくさん教室のある市民向け施設のといった感じ。ワタクシの受験室は5階。いちばん後ろの席だったので広々していてラッキー。暖房がやや強めだったため,セーターを脱いで調節。環境はひとまず問題なし。

開始前に少しでも勉強したかったが,9時40分から監督官が話し始め,間もなく解答用紙を配り始めたため,教科書類は片付ける羽目に。監督官の注意を聞きながら10時まで待つ。午後の実技試験に備えて途中退出を目論む。

10時学科試験開始。久しぶりのマークシート。60問中36問正解すればよい。ワタクシにとっては,合格に必要な正答率の低さが気の弛みにつながりやすいわけですが,勉強量の少ないワタクシにとってはまったく油断できません。

すべて四択。「適切なもの」「不適切なもの」を逆にしないよう気をつけながら進める。出だしは順調。年金・保険関係はヨロヨロ進む。ノーケアの変額個人年金保険が2問も出た。投資商品関係は自信を持って進むも,信用取引とか外貨建MMFとか弱いところを突かれる。税金関係は直前に集中してやっておいたものの,所得控除とか住宅ローン控除とかでグラグラに。損益通算も意外とわかっていないと気づくが後の祭り(これを書いているいまもまだわかっていない,反省)。

不動産関係も直前に集中してやっておいたが,ノーケアの借地借家法で2問も出た。「借主は強いはず」との薄っぺらな知識だけで突き進む。固定資産税は持ち家の納税通知書で学習していたのが奏功。最後の贈与・相続も直前に集中してやっておいたものの,意外と取りこぼす。

結局,試験終了30分前の11時30分には途中退出。マークシートの塗り間違いを入念にチェックするのは昔とったキネヅカ。感触はいまいちだが及第点には届いた感触。

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午後の実技試験の集合時刻は13時10分。食べ過ぎて眠くならないようファミマでおにぎり2個だけ買って自習室で頑張る。と思ったものの,過去問やるには意外と時間がない。過去問2回分しかやっていなかったことをここに来て悔やむが,下手に新しいことに手を出すと虻蜂取らずになるのが過去の経験則。結局教科書類の読み返しオンリー。

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13時30分実技試験開始。大問5問構成で50点中30点とればよいが,途中の数式を示す問題が一部あり,3〜4問分の価値がある(配点は非公開なので実際は不明)。昼休みにはこういう価値の高い問題の対策をとっておきたかったが,上述したとおり時間がないため,小さい問題に備えて教科書類の読み返しに徹したというわけ。

第1問は遺族年金。教科書の章末問題で完璧に学習済み(4分の3をかけるのがポイント)。中高齢寡婦加算の有無がわからなかったが,19歳の子供がいては困るだろうと考えて「あり」を選択。満点ではないものの,先行きに自信が持てた。

第2問は株式投資。得意分野だが一部取りこぼす。譲渡所得の税金計算は,所得税と住民税の区分けが不慣れだったものの,自己投資していたETFの計算書を前にながめていて,所得税15%住民税5%かなと覚えていたのと,復興特別税も問われていたのも自分の源泉徴収票を分析していたことで2.1%をしっかり覚えていて会心の出来。

第3問は個人事業主の青色申告。2014年5月の学科過去問で青色申告の期限とか控除とかが不出来だったのを昼休みにたまたま復習したのが的中。ついでに扶養控除の金額とか条件とかもやっておいたのもバッチリ。ただし総所得金額の計算では,退職所得が源泉徴収済みなのに算入してしまったり,覚えていたはずの青色申告特別控除65万円を引き忘れたりして散々。

第4問は自己住宅の買い替え。「特定の居住用財産の場合の長期譲渡所得の課税の特例」で,売る方の上限1億円を覚えていたのでまあまあでしたが,肝心の税率(所得税10%住民税4%)が頭に入っておらずいまいち。

第5問は相続。期限関係はしっかり頭に入っていたものの,すでに死亡していた子は相続人にならないと思い込んでいたのが痛恨(相続放棄ではないのでその子に代襲相続される)。このため計算はボロボロ。

15時試験終了。感触は悪くないもの,価値の高い計算問題4つのうち3つで取りこぼしたため,及第するには予断を許さない状況。フワフワした気持ちで家路に就く。

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家で夕飯を食べながらネットの模範解答を印刷(17時半発表)。結果は意外と悪くなく,自己採点では学科で47問/60問,実技で40点/50点と合格圏内。学科は足りているだろうと思っていたが,実技が意外にとれていてうれしい。単問が意外にできていて,計算問題の取りこぼしが吸収できていた。

勝因分析は以下のとおり。

① 自分の源泉徴収票と固定資産税の納税通知書をきちんと分析していたこと。自分のことに結びつけると理解もはかどりますよね。

② 実技試験の計算問題対策をあきらめて単問をしっかり拾う作戦に頭を切り替えたこと。昼休みに青色申告とか相続の期限関係を復習していたのがバッチリ的中。

③ 遺族年金の計算問題を完璧にしておいたこと。少なくとも過去1年間は出ておらず,たまたま教科書の問題をきちんとやっただけ。偶然であり,無意識ながらいわゆるヤマが当たった状態。

発表は3月5日。マークシートの塗り間違いとか書き間違いさえなければいいんですが。おしまい。
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