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総選挙前夜 [政治]

こんばんは。最近なかなか記事が書けなくて。でも、総選挙の話は一回書いておきたかったので、明日になっちゃいますが、いまの所感を書き留めておきます。

今回は民主党がものすごく強いんだそうな。ていうか自民党がものすごく弱いらしい。チマタでよくある議論は、こんな感じかな?自民等は長期政権の弊害で、国民のニーズからズレたことばかりやるようになってしまった。不景気も年金も少子化も、自民党は有効な手を打てていない。幸いなことに小選挙制の定着によって対立野党の民主党が結構育ってきたようだし、ここは一回変えてみようか。自民党にお灸を据える意味もあるし。民主党がだめだったら反省した自民党に戻せばいいだけだし。

ここで疑問が一つ。

自民党のダメさはわかるが、長い付き合いでどんな政党かある程度わかっている。一方、民主党は実際のところわからない部分が多い。政権とるために都合のいいことばかり言ってるみたいだし。今の彼女がいやだからって、近くにいるよく知らない別の人にすぐ乗り換えるなんてありなのか。それほど今の彼女がいやなのか。

そうなんです。私たちは民主党のことがよくわかっていません。ワタクシ個人的には以下の政策が少なくとも納得感がありません。

1.子ども手当はいいとして、扶養控除はホントに廃止するのか? 財源確保で止むを得ないとしても、この政策は「専業主婦」という「職業」を廃止しようとしているのと同じだということが意外に指摘されていない。専業主婦とは、形式的には配偶者である給与所得者に雇われた私設秘書であり、私設秘書を雇うコストが経費扱いになるというロジックでしょう。今後の労働人口の減少を見据えて、薄給のサラリーマンが私設秘書を雇うのは贅沢だ、なるべく外に出て働け、という政策意図があるなら理屈は立つが、民意はまだそこまで来ていないのいのではないか。共働きはライフスタイルの観点で必ずしも否定しないけど、託児所の問題とか中途採用の充実とかの課題とセットで考えるべきで、「専業主婦」という「職業」を拙速に廃止すべきでないと思う。関連するが、夫婦別姓はまったく反対しない。「家」の維持はそれぞれで決めることだから、選択肢が増えるのはいいことだと思う。

2.高速道路の無料化について。ねらいがまったくわからない。物流の活性化で経済に刺激を与えようというねらいであれば、企業減税した方がより直接的。旅行者の創出で地方経済を活性化しようというねらいであれば、鉄道や飛行機との比較考量が必要。トレンド的には地球温暖化防止の観点から公共交通機関に誘導しようというのが筋だと思うので、そっちを値下げした方がいいのではないか。

3.在住外国人の参政権付与について。これは自民党が明確に主張しているように、参政権がほしければ帰化すべきというのが極めて合理的だと思う。公明党は違う意見らしいが。

4.国旗の軽視。切ったり縫い合わせたりしたのは個人的にはそんなに気にならない(日の丸を描く直前はただの白い布だったわけだし)が、3.と絡めて考えると、なんだか国民のアイデンティティみたいなものを軽く考えているような印象が拭えない。

少なくとも上記四点については自民党の方がいいかな。でも反省してもらいたい気持ちもあるし・・・。明日は悩もう。個人的には農業政策とか食料自給率とかもっと頑張ってもらいたいかなと思いますが、どちらも政策的に踏み込めてない印象を受けました。
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