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仕事ができる人とは [理数系思いつき]

こんにちは。サラリーマンを長くやっているので,これまでさまざまな上司・同僚・部下と付き合ってきたわけですが,仕事ができる人と付き合うと刺激になる反面,そうでない人と付き合うとグッタリすることもあります。

そんな中「あ、この人、仕事できるんだろうな」って思う9つの瞬間 http://blog.sixapart.jp/2013-04/nine-moments.html#P5dfYbK.twitter_tweet_original_vertical をたまたま見つけました。大いに共感する一方,ワタクシがこれまで考えてきたことと表現が違う部分もあったので,ワタクシなりに定義してみます。ワタクシの性格上,9つも要素があると「もっと整理できるのではないか」と思ってしまいます(ていうか,9つも記憶できない)。ワタクシは,以下のように3つの要素で理解しています。

[1] Yes/Noで問いかけられたらYes/Noで答えよ

部下からの報告や相談を受けた際,説明が簡潔でポイントを押さえてあれば申し分ありませんが,そこまで高望みしなくても,こちらから確認のための問いかけによって状況が短期間でキャッチアップできれば問題ないわけです。

その際に問いかける側の工夫として,部下が答えやすいようにYes/Noで答えられるような問いかけを行うことが多いのですが,にもかかわらず長い説明を始める部下もいます。これではこちら側の工夫も水の泡です。

Yes/Noで問いかけられたら素直にYes/Noで答えればよいのです。素直にYes/Noで答えない部下は大概,そこまでシンプルな理解にたどり着いていない場合が多いようです。あるいは,物事の本質でなく枝葉の情報に気がいっているのかも知れません。


[2] 時間を掛ける必要のないことに時間を掛けるな

時間は有限なので,課題はとっとと片付けていかなければなりませんが,課題の中には厄介で面倒な課題もあれば,比較的易しい課題もあるでしょう。後者の課題はとにかくとっとと片付け,前者の課題に対応する余力を確保しなければなりません。

ところが,今日の夕方に結論が出て,あとは紙にまとめるだけという場合について「明日中に紙を提出します」という部下が時々います。なぜ一晩かける必要があるのでしょうか。

一晩かける必要があるのは,行き帰りの通勤電車や風呂や布団の中でじっくり発酵させる必要のある課題だけです。そういう価値のない課題は家に持ち帰ってはいけません。


[3] 自分以外の人の時間を上手に利用せよ

こちらから上のようなことを言うと「それでは紙を書くために残業しなければなりません」と言う部下もいます。紙を書くのも個人差があるでしょうから,残業が発生するのもやむを得ませんが,もっとうまく仕事をしてほしいものです。

例えば,仕事を任せられる部下がいるならその部下に任せてしまえばいいのです。そもそも中間管理職は自分で実務をするのでなく,自分の部下に任せることで部下を育て活用することが重要です。案外とその中間管理職よりもその部下の方が紙を書く能力は高いかも知れませんし。

また,過去の似たような事例の真似をするという手もあります。過去の事例は当時の十分な検討を経たものでしょうから,いまあらためて同じような検討をすることの付加価値は小さい。盲目的に真似せよという意味ではありませんが,よいお手本があればそれを利用するのが正しい姿勢です。

外部の業者等を使いながら仕事をしている場合は,帰る前に宿題を投げておけばいいのです。なぜなら,自分が仕事を離れている間に業者が働いてくれることになるからです。時差のあるケースでは特に重要です。

この場合,上手に宿題を投げないと翌朝仕事が思ったように進んでいないこともあるので,よくよく考えてから投げるべきです。ただし,よくよく考えている間に投げるタイミングを逸しないよう,仕事の優先順位をうまくつける必要があります。


いかがででしたでしょうか。三つともそれほど難易度が高いわけではないと思うので,心当たりのある方は実践してみてはいかがでしょうか,「明日」からでなく「今日」から。おしまい。
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