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できる中堅社員とは [理数系思いつき]

こんにちは。長いことサラリーマンをやっていると,部下の中堅社員がなかなか自分のイメージどおり動いてくれずに,歯がゆい思いをすることがときどきあります。

新人時代は仕事ができなくても成長してから取り返してくれればよいのですが,中堅社員ともなると,ここまであまり成長できていないという事実と残り時間が短くなってきているという事実から,厳しいようですがある程度の峻別を行う必要が出てきます。

とはいえ,いまいちな中堅社員は,資質の問題というよりは「簡単なこと」に気づいていないだけかも知れないとの期待感から,思ったことを少し書いてみようと思います。~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~

[1] 上司の意をくんだ成果を出そうとしているか

中堅社員ともなると,仕事のスキルはそれなりに上がっており,また仕事の全体感も概ね理解しているわけです。しかし,だからといってできる中堅社員であるとは限りません。いちばん問題なのは上司の意をくんだ成果を出そうという姿勢に乏しいケースです。

組織人のミッションを突き詰めれば,上司の期待に応えることに尽きます。これはイエスマンになれと言っているのではまったくなく,自分の創意工夫を発揮しつつ上司の意をくんだ成果を出すという意味です。

したがって,問題なのは上司の意を組まない成果を出そうとするケースです。いくつか例をあげてみます。いずれも致命的です。

①上司のスピード感を意識せず,自分のスピード感で仕事をする。

②これこれのポイントに留意せよと上司に言われたのに,それを軽視する。

③外部の声の大きい人に影響されたせいで,上司のイメージから乖離してしまう。

[2] 上司の意とずれていないかを報告・相談によって軌道修正できているか

上司の意をくんだ成果を出そうという姿勢があっても,上司の意を正しく理解できていなければ困ります。できる中堅社員は,逐一上司の指示を仰がなくても「きっとこういうことが期待されているんだろうな」と想像できるはずですが,想像が万一間違っていては困るので,上司に適時報告・相談する中でズレがないよう適切に軌道修正する,というプロセスが極めて重要です。

上司にどういう頻度でどういう報告・相談を行うべきかというと,ポイントを押さえてなるべく短い時間で行うとか,上司の権限にかかわる局面では必ず行うとかは言うまでもありませんが,もう一つ重要な要素があります。次の項目です。

[3] 「自分が上司の立場だったら」という発想で考えているか

上司の意をくんだ成果を出そうとすることや,そのために上司とうまくコミュニケーションをとることは,いわば必要条件です。しかし,仮に上司が急にいなくなった場合に,自分が代わりを務めようという気概がなければ,いくら上司の意をくんでも万年部下のままです。

同じ理屈で,上司にどういう頻度でどういう報告・相談を行うべきかを考えると「自分が上司だったら聞きたくなるような報告・相談」を目指せばよいことになります。この点,いちばんまずいのは,実務の妙に細かい部分を長々と報告するとか,長々報告を聞いても何が言いたいのかはっきりしないといった状況です。部下レベルの関心事をそのまま上司に部長に報告・相談するのは誤りであって,上司として関心を持てる形にしてから報告・相談すべきです。

いかがでしょうか。たまにはこういうネタも書いてみました。おしまい。
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